太陽の光を電気に変える太陽電池でも活躍するAGCの技術
太陽光を利用した太陽電池による発電は、クリーンエネルギーとして広く認知されています。日本国内では太陽光発電装置を備えた住宅が年々増えており、世界的に見てもトップクラスの発電量を誇ります。これらの装置には太陽電池が使われており、私たちの技術は、そのカバーガラスにも採用されているのです。
高い透過率と低反射が不可欠なカバーガラス
一般的な太陽電池には、太陽光が当たることによって電気が発生する半導体(シリコン)が用いられています。
住宅用の太陽電池は、太陽光をもっとも浴びることができる屋根などに設置され、当然のことながら風雨にさらされます。時にはひょうやあられが降ることもありますし、埃や砂、小石などが飛んでくることもあります。そのため、多くの太陽電池では、シリコンを保護するためのカバーガラスが用いられます。
太陽光発電のためには、シリコンにより多くの太陽光が取り込まれなければならないので、カバーガラスには高い透過率と低反射であることが必要とされます。AGCグループでは、長年蓄積したノウハウと技術力で、太陽電池メーカーのニーズにこたえるカバーガラスを提供しています。

太陽光をよく通すカバーガラス
長い間太陽電池と深く関わってきたAGCグループ
AGCの太陽電池用カバーガラス素材である「Solite(ソライト)」は、グループ企業であるアメリカのAGCフラットガラス・ノースアメリカ社で製造されています。その開発・製造の歴史は1970年代に遡ります。まだ太陽電池が一般的に実用化されていなかった頃からいち早く製品化しており、豊富な実績と高い技術で今日の太陽電池市場に貢献し、牽引してきました。
太陽電池カバーガラスは、表面に凹凸をつけた梨地模様の型板ガラスです。通常の窓ガラスなどよりも鉄の成分比が少なく、透明度が高い白板ガラスを用い、光の透過率を向上させています。さらに、太陽電池シリコンを保護しなければならないため、特殊な熱処理ガラスでつくられています。
一般的な建材用の型板ガラスとはまったく異なり、極めてハイクオリティでハイスペックなカバーガラスを、私たちは専用の窯を使って製造しています。

太陽電池カバーガラス「ソライト」
今後増加するであろう太陽電池需要にも対応
太陽電池はさらなる進化を遂げており、少ないシリコンでより発電効率を高めるための研究開発が続いています。地球規模での環境保護が重要視される中、日本だけでなく、ヨーロッパやアメリカ、中国などでの太陽電池需要は大幅に伸びていくことが予想され、私たちの技術力はますます必要とされることでしょう。市場ニーズや状況を見極め、クリーンエネルギーの増産に役立つガラス製品を供給できるよう、AGCグループは研究開発を重ねて技術力を高め続けています。
